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~木の話~ 第2録 苗木

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林業の第一歩である苗木を作る作業「育苗作業」のお話しです。

「山は苗から」と言われるほど、この育苗という作業は林業の中でも最も大切な作業のひとつです。紀州の造林樹種のほとんどが杉、桧です。そしてその苗木には、たいてい実生の苗(種を撒いて作る苗)が使われます。種を蒔いて1年目にできる緑苗と呼ばれる10㎝足らずの小さな苗を植え替え、1年間育ててできた2年生の苗を山に植えます。この苗そのものの良し悪しが重要で50年以上間伐されずに残る木かどうかにつながります。

最も理想的な苗は四方に枝が張ってバランスがとれているもので、根が多く伸びている向きを谷側に向けて植えます。これは急峻な山の多い紀州で苗が上手くバランスを保ちながら育つようにとのことからです。

一部の産地では挿し木苗が使われます。これは20cm位の枝を切って挿し床に挿しつけ、その枝の元部に発根させてできる苗を用いるものです。この挿し木という方法はいわば親のクローンを作るわけで親の木質が良ければその性質をそのまま子供に引き継ぐことができます。しかしその反面同じ性質の木ばかりになりやすく病気や急な環境の変化に対応できにくく、また現実的には親に何かしらの欠点があるものです。

一方、実生苗の場合は自然交配のため品種改良はしにくいのですが、その分個々の性質に差があるので木の成長の具合をみながらその土地に合った木を選んで残していくことが可能です。

50年以上かけて丸太に育てるのも、この小さな苗から始まります。

 

                                 第2録 了
             ~~次回、イベントの告知となります。~~

全館空調(パッシブエアコン)の勉強会・体感会を開催予定です。

【勉強会】
日時:6月24日(金) 16:00~17:30 オンライン(ZOOMにて開催)

全館空調の特徴や使用してみての感想などを、お話していただきます。

【体感会】
日時:8月18日(木)
場所:株式会社佐野工務店様モデルハウス(千葉県印西市)

詳細が決まり、開催時期が近づきましたらご案内メールを送らせて頂きます。

※体感会は、定員が御座いますのでご注意下さい。